震災後、初帰省＠釜石

会社が７月１６日～２５日と夏季節電休暇だったので、
３．１１の震災後はじめて実家のある釜石に帰省してきました。

実家の被害は丁度震災前に瓦屋根をトタンに改修していたおかげで
頭が軽くなり被害は最小限で済んでました。
まあ～壁が崩れたようですが…

で、釜石の町中や漁港辺りがどうなっているのか、恐る恐る現場に向かってみました。

国道２８３号線の釜石駅前
新日鉄釜石の敷地内に瓦礫の山がありました。

でも、この辺は昔とそんなに変わっていなかったので、だいぶ復興作業が
進んだんだな～と思ってました。
信号機は動いていませんでしたけど…

国道２８３号線釜石駅前を通過して左折
大渡橋を渡ったところ
釜石のメインストリートです

お店のシャッターが下りていて、ところどころシャッターが破損してましたが、
思った程の被害では無いのかな～と…

私が大好きな日本一旨いたこ焼きと焼きそばのお店
大正軒がこんな姿に…

もう食べられないのかな～(;_;)

海に近づくに従って被害状況が…
国道４５号線バイパス高架下

４階建ビルの３階部分の窓ガラスが割れてました。
ここまでの高さの津波なんて…

そして釜石港の魚市場裏です

絶句
ガキの頃よく釣りに通った風景が、こんな無残な姿に

漁港内は

何も無くなってました。

そして、岸壁に打ち上げられたパナマ船です。


まだまだこんな状況なんです。

でも、この辺何故か人が居ないんです。
自衛隊やボランティアの姿は見掛けませんでした。
手を付けないようにしているのでしょうか？

４５号線を北上して、開通したばかりの三陸道路を使って鵜住居の出口付近です。

確かこの辺は、回転すしや車のディーラーや修理工場があったところだが…
何も無い！

更に北上し吉里吉里です。

前方に海が見えますが、昔は民家や民宿などで海は見えなかった。
何も無くなってる

浪板海岸のキャンプ場のあったところ


浪板観光ホテルがこんな姿になってました。
海面から５ｍ程の防波堤の上に建っているこのホテルの３階まで来たんですね～
恐ろしいです。
片寄せ波で有名だったキレイな砂浜は全く無くなってました。


津波の被害が無かったところの公園やスポーツグランドには仮設住宅が建てられ、
実家のすぐ近所の公園もこのような仮設住宅が建てられてました。

被害に会われた釜石の住民は全て仮設住宅に入られたそうで、
それは良かったのですが、
想像以上の被害状況と予想外に復興作業が進んでいない現実に非常に戸惑いました。

元の姿に戻ることは無いでしょうけど、町が機能し、みんなが安心して生活できる
ようになるのはいったい何時になるんでしょうか。
私の母親は「私が生きているうちは無理だね」と冗談でいってましたが…

町自体に勢いが無いのでしょうか？
宮古や大船渡の漁港は水揚げが始まってますが、釜石はこのあり様です。

ホント一日でも早い復興を願います。ガンバレ釜石

まだまだ余震は続いてます。
私が帰省している間だけでも震度１～２は毎日２～３回ありますし、
一度震度４が来た時はビビリましたは～